施策の効果測定について
2019年6月17日
楽天ではスーパーセールも終わりひと段落した
ところでしょうか。結果が良くても思い通りでは
なくても振り返りは次の施策を作る上で重要です。
店舗様それぞれで振り返る方法があるかと思いますが
同じ期間、同じユーザーでテストが行えない為
ECではなかなか施策の検証が難しいという声も
良く聞きます。
これが絶対に正しいというわけではないですが
効果測定の例を挙げたいと思います。
まずポイントとしては施策の段階でゴールを設定して
逆算しておくことです。
そしてそれをもとに効果を検証します。
転換を100人取りたい。
じゃあ何人来店しないといけないか?
転換率は?
もともと毎日来るお客様の転換率とこっちから
広告等で集めるお客様とでは転換率は違います。
元々の店舗平均の転換率が2.0%、連れてきたお客様は
もしもその半分だと仮定すると1%。
100÷1%=10,000人
10,000人が来店すれば100人が転換すると予測できます。
仮説を立てておくとどこに問題があるのかが
わかりやすいのでおすすめです。
例えば例に出した結果の転換が50件だったとします。
もともとの転換目標に対しては半分でした。
達成率50%なのでダメに見えますがこれを細分化して
検証します。
来店のお客様の数が設定通りの10,000人きてたとすると
転換率 50件÷10,000人=0.5%
1%で読んでいたのに半分の転換しか取れなかったので
この施策では人を呼ぶのは設定通り集客ができた。ただし
転換に問題があったので次回行うときには転換を
上げられる施策を追加するべき、もしくは元々の設定が
高すぎるのか?と問題が転換率の部分だと明確になります。
では転換の結果が仮に同じ50件だったとして
連れてきたお客様が5,000人でした。すると
転換率 50件÷5,000人=1%
転換率はお店で仮定した1%しっかりとれているので
10,000人連れてくるという集客の設定に問題があったと
見ることができます。
結果だけを見て半分の結果しか取れなかったからダメだ
という判断ではなく検証をしっかりと行えばどこに
問題があるのかがはっきりします。
集客なのか転換なのか?
是非振り返りの参考にしていただければと思います。
「本物」のECコンサルタント
(株)大岡健 -楽天出店コンサルティング-
http://www.ookatakeshi.com/