ECで売るための顧客理解、解像度を上げる方法
2024年2月27日
新規の顧客獲得が難しく厳しくなっている。広告のCPC単価が上がっている。よくご相談いただくお話です。今日はその対策にも繋がる話です。
この商品の顧客はどういう方ですか?
と聞かせていただくのですがその回答が充分ではないケースが多いです。
仮でかなり広いですが40代の女性と定義しましょう。
既婚なのか未婚なのか?
お子さんがいるのか?いないのか?
働いているのか?いないのか?
アクティブな時間帯は?
よく見るSNSは?
どういうことに価値を感じるのか?
これでもかというくらい解像度を上げていきましょう。そうすることで様々なメリットが生まれます。解像度が上がりターゲットが明確になる為、今までの広告のリーチをはっきりとさせられる。露出や広告だけではありません。ページのトーン、カラー、テキストの表現も明確になっていきます。
冒頭に書いたように間違いなく顧客獲得は難しくなってますし、広告のCPCも上がっている。事実です。その対策の為にクリエイティブをどうするか、施策をどうするかを考える。大事なことですが今回の顧客理解、解像度を上げていくことも非常に重要です。
ではどうすれば解像度が上がるか?もちろんデータを活用するのも手段ですがおすすめは実際のお客様の声を聞くことです。この事以上に確かなことはありません。
私のお客様先で複数のヘビーユーザーに直接電話をして勉強させてもらったという方がいました。想像していた通りの顧客像のこともあればヘビーユーザーなのに全然描いていた層と違うお客様がいて新しい発見もあったと。もちろん想像通りであれば自信に繋がりますが違う層が見つかるということは新しい可能性を意味します。実際その方は広告の一部を電話で学んだ層に向けた配信を行い結果にも繋がったと話されてました。
アンケートという手もありますし方法はいろいろあると思います。実際のお客様に触れることは仮説ではなく事実、生の情報ですので精度が高くなることは間違いないですよね?時間もリソースもかかりますがこれからもECは自社であれ楽天市場やAmazonのモールでも競争は激しい。
ぜひ取り組んでいきましょう。
「本物」のECコンサルタント
(株)大岡健
http://www.ookatakeshi.com/