アンバサダーマーケティングの注意点
2023年5月30日
説明する必要もないかもしれないですが簡単に。
アンバサダーマーケティングとはブランドや製品・サービスに愛着、関心をお持ちのお客さまをアンバサダーと定義し企業やお店と一緒にPRであったり商品開発をしていき認知を得て購買へと繋げていく手法です。
SNSが主流になり企業様と話の中でもやった方がいいですかね?と聞かれることも増えました。
チャレンジは大いにいいと思いますが注意点もありますので今回触れてみようと思います。
まずどういう人に届けるのか?
認知なのか購買なのか?
ここをイメージしましょう。
実際にある失敗例として多いのが多くの人の目に触れましょう。
フォロワーがすごい多い方に依頼して確かにインプレッションはあるけど製品のアクセスが変わらない。
ほんとよくあります。
この場合の失敗は大きく2つ
・見る人が製品にマッチングしていない
・フォロワーは多いが残念ながらそのフォロワーが濃くない(影響力がない)
後者についてはよくアカウントを覗くと見えます。
フォロワー数の割にいいねが少ない、コメントが少ない、内容が軽い。エンゲージメント(繋がり)が弱い。
よく最近だとSNSではエンゲージメントが大事だと言われますが話が脱線しますのでまたこのテーマは別の機会で触れたいと思います。
全くターゲット層が分からない、世にだしてみて反応が知りたいという場合であればいいかもしれませんが既存でも新しい製品の場合でもターゲットとなる年代、趣味趣向などはあると思いますのでその人達に見てもらうことを念頭においてアンバサダーを選定しなくてはいけません。
外部の会社に依頼する時はこの点を必ず注意しておきましょう。
依頼した先の担当者がちゃんと寄り添って考えてくれているといいですがなかなかそんな人についていただけることもありません。なんとなく出して終わりなんてことにならない様にしっかりと詰めてトライしましょう。
外部に依頼する前のおすすめは小さく自分達の出来る範囲でやってみることも良いと思います。
フォロワー数が多い必要は全くありません。ターゲットに合いそうな方が身近にいて気軽に依頼が出来たらベストですね。リターンはもちろん小さいかもしれませんがリスクもかなり小さくどんな風になるかのイメージが掴めます。
良い感触が掴めたら広く募集していく。
実はフォロワー数1万を超えるアカウントよりもフォロワー数が500のアカウントの方が効果があったという事例もあります。ターゲットに合っている事とさっき少し触れたエンゲージが要因です。
時間はかかりますが出せば売れるという時代ではないことはショップの運営をしていると充分に分かっていると思います。せっかくのチャレンジが少しづつでもしっかりと成果がでていく設計にしましょう。
「本物」のECコンサルタント
(株)大岡健
http://www.ookatakeshi.com/